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映画「心が叫びたがってるんだ。」内容 (アニメの方)


幼い頃、成瀬順はおしゃべりな子供だった。ラブホテルのことをお城だと思っていて、そのお城から母親じゃない女性と出てくる父を見てしまう。そのことを母に言ってしまい両親は離婚することになる。父との去り際に「お前のせいだぞ」と言われる。


そして、突然現れた卵の妖精に二度と人を傷つけないようにお喋りを封印され、喋るとお腹が痛くなるという呪いをかけられてしまう。


それからは、携帯のメールが唯一のコミュニケーションの手段になった。


高校二年生になった順は、担任から「地域ふれあい交流会」通称、ふれ交の実行委員に任命される。今まで全く接点のなかった坂上拓実、田崎大樹、仁藤菜月の3人もいっしょに任命される。



それから交流会のクラスの出し物はミュージカルに決定する。しゃべれない奴がいるのにミュージカルなんて出来るわけない!と田崎が言い出しクラスが揉めるが、その時順が「わたしは歌うよ!」と声に出していた。



そして、順の実話に基づいた脚本でミュージカルをやることになる。練習を重ねていきクラスのみんなと少しずつ距離が縮まっていく。順は実行委員のメンバーにも徐々に心を開いていき、坂上のことが好きになっていた。



ある時仁藤と坂上が話しているのを順が偶然聞いてしまう。2人は両想いだった。順は痛い痛いと言っていたが、お腹ではなく、心が痛かったのだ。再び卵の妖精が現れ、「君は心がお喋りすぎる!」と言われる。


それからふれ交当日になって順はヒロインをできないという連絡をして逃げ出してしまう。やっと坂上が廃墟になっていた山の上のお城(ラブホテル)で見つけ出して、順の心に閉じ込めていた気持ちを吐き出させてそれを坂上は受け止める。


ミュージカルは開演していたがなんとか間に合うようにと急いで2人は戻る。順は第5幕で少女の「心の声」役として歌いながらステージに立った。無事にミュージカルは終了する。楽屋に戻った順は他の生徒に温かく迎えられて涙ぐんだ。順は「本当に玉子なんていなかったんだ。呪いをかけていたのは私自身だった」と言う。